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脳内現象 (NHKブックス)
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| 商品カテゴリ: | 医学,薬学,医療,看護,介護
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| セールスランク: | 42001 位
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メタ認知についての一冊
「全ては脳内現象なのだ」なんて言っていて、現代人はともかく、胡蝶の夢を見た昔の人が読んだら深くうなずかされる一冊だろう。若干煮詰まっている感じもする。しかし、新しい段階に突入してる気もする。
「誤認識問題」というのがある。太郎君がお菓子を箱の中に入れて部屋を出る。お母さんが箱の中のお菓子をたんすの上に隠してしまう。しばらくして、太郎君が部屋に帰ってくる。という映像を見せて、で。太郎君はどうする?っていう質問を被験者にしてみる。ぼくらは、箱の中を見る、ってきちんと答えられるのだけど、4歳以下のこどもは、太郎君の立場にたって考えることが出来ずに、たんすの上を見る、と答える。
この例から分かるのは、4歳くらいまでは、他人と自己っていう感覚が未分化でそれが次第に分節されていくようになるということらしい。確かにそうなのかも。茂木が言うには:
<おそらくは、「心の内容」を処理する領域と、それを誰に「帰属」させるかを処理する領域は異なっており、それらの組み合わせで「誰が」「どのような心的状態にあるのか」という認識が成り立つのだろう。>
ということである。このロジックで、ある心の認知内容を、「わたし」が感じていると処理するようなメタ認知的回路が人間には備わっているのではないかと茂木さんは推理する。
とすると、茂木さんはぜんぜんこんなこと言っていないんだけど、主語なんてはっきりしないのが当たり前で、あんまり主語を言わない日本語って結構脳みそに優しい原語なのかもしれないし、すごく楽しかったり悲しかったりするとき、主語が何なのかよく分からなくなるのも普通のことなのかもしれない。
茂木思想入門
脳と仮想を読んで茂木健一郎に興味を持った。
脳と創造性、脳と仮想に比べて、文学的な引用がすくないぶんだけ、思索の遊びには乏しい。
しかし、彼のクオリア理論の言葉、背景がわかりやすく提示されている。この本の理論体系をもとに他書を読み直すと茂木理論の理解が深まる。
批判もあるだろうが心脳問題を、わかりやすく、かつ幅広く説く、筆力と知識はすばらしい。
今後の構成的研究に期待
本書は「脳内のホムンクルス=意識」をシステム論的に構成しようとする壮大な知的冒険です。
著者は従来クオリアを
「感覚性クオリア」
「志向性クオリア」
の二つに分類してきましたが、より難しい問題(ハードプロブレム)と自認する「志向性クオリア」を追求した結果、「メタ認知」というシステム論的概念に到達したと思われます。したがって本書は、同著者他書の単なる「水増し」ではなく、著者の新しい研究の方向を提示したものといえましょう。
「システムがシステム自身を認知、制御する」
これが「脳内ホムンクルス=意識」の本質であるという主張は、デカルトの「われ思うゆえにわれあり」の科学的解釈ととることもでき、哲学的にも含蓄があります。
ただ現時点ではまだ「発想」の域を出ていません。今後の構成的研究に期待します。
脳科学とは
脳研究の歴史をご存知だろうか。脳内に電極を突っ込んだペンフィールド、統合失調症患者の脳生検を行ったわが臺弘、と、電気生理学的・生化学的な研究が長い間盛んだった。もちろん、心理学で使用されているような各種テストのような機能検査も用いられてきた。最近では脳磁図やPET(positron emission CT)などの新しい脳機能検査が使用可能になってきているというものの、そういった手法では、最近続々と明らかにされてきている「感情の主座」くらいを同定するのが現在の限界であり、いったい意識とはどのように成立するのか、クオリアはどうして感じられるかといった問題に対する回答は得られないのだ。本書が述べていることは、結局意識の問題については、現在従来用いられてきた「科学的でかつ再現性のある」各種検査では把握不能だ、ということに尽きる。意識の座がある特定部位に限定されないことは、「じゃあどこを切除すれば意識は消失するの?」という問いに厳密に解答することが不可能なことでわかるし、そもそも脳死判定の話からもわかる通り、「意識がない」とは「意識があるかないか判定不可能」ということであって、「意識が消滅している」ことと同義ではないからである。
難しい
「意識の謎を解くために」茂木先生がこの本で提示したのが、「ホムンクルスの再構成」として「メタ認知的ホムンクルス」である。 ここまでくると、素人の私にはいささか難しいというのが本音である。何とはなしに、脳科学に興味を持って、茂木先生を知って何冊か読んだけれども、物理学や哲学などの素養がないと理解するのがとてもきついです。
NHK出版
心を生みだす脳のシステム―「私」というミステリー (NHKブックス) 脳の中の小さな神々 意識とはなにか―「私」を生成する脳 (ちくま新書) 脳とクオリア―なぜ脳に心が生まれるのか クオリア降臨
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