誤診だらけの精神医療



誤診だらけの精神医療
誤診だらけの精神医療

商品カテゴリ:医学,薬学,医療,看護,介護
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医療関係者も患者も読んで価値ある本

最初は「かなり批判的だな」と思ったんですが、最後まで読めば「日本の精神医療(メンタルヘルス)への取り組みはまだまだ始まったばかり」ということがよく分かりますし、精神疾患への社会の理解度・認知度の低さを改めて感じます。
万一、患者やその関係者になってしまったときにも役立つと思われる落とし穴に対するヒントも書かれていますので、臨床経験の多いドクターの本は参考になるな、と今更ながらちょっと考え方が変わりました。今までは「医者が書いた本なんてどれも同じだ」と決め付けていたので。

精神医療のバックグラウンドから、症例、治療に対するヒントなど、幅広く書かれていますが、患者となってしまった人が読むとしたら、後半のほうから先に読むことをお勧め。患者の周辺の人には最初から読むのがお勧めかと。

あとは、エピローグとあとがき。非常に簡潔に西城先生が一番言いたいことが書かれていると思います。この内容には、大変共感を覚えると共に、治療がうまくいかずにもがいている状態から抜け出すヒントをもらったような気がします。
精神科医は無知を知るべきだ

私は、現役の精神科医師として20年以上勤務している。
日本の精神医療では、診断や治療があまりにも医師の価値観やバックグラウンドに左右されることを身もって経験している立場だけに、本書には非常に共感できた。患者だけでなく、その御家族やスタッフも到底納得できないような医師の治療方針に対して、本音はいつもたいていはコメディカルに訴えてられてきており、その構造が医師の自己満足的な姿勢を強化してきたようで自身大いに反省させられた。本書は、精神医学の限界を決してネガティブにとるのではなく、逆に、それを仮説の柔軟性という形で生かそうと提言している姿勢に自身の診療観にまで影響を受けたように思う。プライドの高い医師が自分の無知を素直に認められないがゆえに発展してきたような理論武装を、立場の弱い患者に無理に押しつけて正当化するような愚は終わらせるべきであろう。
アメリカ・DSM礼賛、一本槍の本

これは一般人受けするだろう。
精神医学批判したい人には、おあつらえむきな材料がそろっている。
精神医学の限界を説いた本だというが、これは著者の認知の限界を説いた本。
なかには、極めて感度の高い医師がいることを、私は現場で知っている。
要するにアメリカ・DSM礼賛、一本槍の本。
まず、これらが正しいという思い込みから展開されていて、健全な批評性は乏しいと思う。
読後に前向きな気持ちになれる本です

NHK-BSの週間ブックレビューで紹介されていて興味を持ち購入しました。一見センセーショナルな暴露本のようなタイトルに挽かれていたのですが、内容は現状の精神医療の問題点を豊富な研究やエピソードを元に分析したもので、特に後半は非常に前向きなメッセージも伝わってきました。私のような精神医療の素人にもとてもわかりやすく丁寧に解説されておりあっという間に読み終わりました。読後、この手の本にしては意外なことに、明日から前向きに生きていこうといったさわやかな感覚が残り心地よかったです。どこか精神科医である作者の人間への暖かみみたいなものが全体に伝わってくるようでした。欲を言えば、もう少しさまざまな症例なんかを加えていただけると、よりイメージしやすくなるかもしれません。作者の次回作に期待します。
操作的診断基準は認識革命である

教授に「一度この道に足を踏み入れた者は、必ずここに帰ってくる」と予言されて医局を去ってから10年、私は精神医療の現場にいる。一般内科にずっぽり浸かりながら、その当時多少は知られ始めていた、メディカル・サイカートリーに類する仕事を主に生きてきた。臨床医として尊敬できる先輩を数多く持てたのは、遠回りな人生であっても果報者なのだろう。
10年経って戻ってみて、そしてその間、根拠に基づく医療(EBM)の思潮に大きく感化され、操作的診断基準を食わず嫌いしていた自分に気付いた。内科医が精神科に手を出すことを、「内科的精神医学」といって、ずいぶん嫌われたものだが、診断という名の仮説を立て、標準治療を意識しながら、向精神薬の投与をはじめとした介入を行い、その薬効が現れるのを待って効果判定するという態度が間違っていると思ったことは一度もない。臨床的な謙虚さこそが、何の権威にも寄りかからずに、患者さんと向き合うしかない、無冠の臨床医の生きる道だと達観した。
本書の著者に大いにエールを送る。



河出書房新社
精神科医はなぜ心を病むのか
精神科セカンドオピニオン―正しい診断と処方を求めて
医者が心の病に無力なワケ―ビョーキを治す方法、教えます
隠れた薬害?精神分裂病
精神疾患は脳の病気か?―向精神薬の科学と虚構




これから始める人のゴルフ入門

長谷川恒男 虚空の登攀者 (中公文庫)

セイリの味方スーパームーン―生理なんでもハンドブック

ササッとできる「脳力」を上げる視覚トレーニング (図解 大安心シリーズ)

ちょっと気になる中性脂肪・コレステロール

図解 タイミング妊娠法―丈夫でよい子を産む (健康双書)

末期・再発・転移ガン患者にやさしい 積極的免疫治療―日本免疫治療学会公式ガイドライン (医学最先端シリーズ)

脳内現象 (NHKブックス)

誤診だらけの精神医療

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